In a dream
まこさんもそれなりのお年です。10才くらいかな?腎臓かどこかが若干数値が良くないらしく、猫にありがちな症状だとか。確か東大で猫の腎不全を改善する薬の開発中だとかで、研究費のクラウドファンディングに妻がいくらか寄付しておりました。開発されると良いですね。多くの猫たちの命が繋がれていくんだと思います。
さて、一昨日だったかな、とても悲しい夢を見ました。強烈過ぎて悲しくて、現実との区別がつきにくくて、忘れられなくて、息子には話しましたが、ここに記しておきたいと思います。
(重いので、スルーしていただいて結構です)
我が家には、バーニーズマウンテンドッグのここあという大型犬がおりました。2001年頃に飼い始めて、14年間我が家で生活して旅立っていきました。最後の2か月くらいは寝たきりになってしまって、そんな状況でも我々は仕事に出かけるので、朝起きたら体位交換し、夕方体位交換し、夜中にまた交換し、そしてまた朝交換するという状況で、横になった状態でご飯をたべ、水を飲み、排尿排便をするので、ペットシーツを毎回交換しながらの毎日で、本当に大変でした。最期は8月の終わり、まだ夏の暑い日の夕方、息子が学校から帰ったときには亡くなっていました。すぐに帰宅してみたらまだ体温が残っていて、ほんのり温かく、ただただ悲しかった。最期を看取ってやれなかったことも悲しかったし、寂しい思いをさせたのではないかと考えれば考えるほど、悲しくなりました。
ここあは、室内で飼い始めて、途中で家のデッキの上(屋根付き)で過ごさせたこともあり、また室内へ入れたり、居場所を何か所か変えながら、最期は室内で過ごしました。「ペットあるある」と言えばそうなのですが、飼いはじめは家族みんなでシャンプーしたり、出掛けるときも連れて出たりしていましたが、そのうちにそんなことも少なくなり、朝夕のごはんは私がやり、朝夕の散歩も私一人、それも楽しく散歩というよりも義務感…的な日が多かったですね。まあそんな感じです。
いつもいつも、家族の方を見て、いつもいつも寂しそうな眼をしていた。もっともっと撫でてほしかったのかな、遊んで欲しかったのかな。そりゃそうだよな。散歩くらいしか楽しみは無かったよね。今となってはそんな印象しか残っていなくて…だからでしょうか。
夢の中のことですが…
ここあを外の小屋の中でつないだまま、何日も放置していて、ここあはやせ細り、糞尿まみれになっていました。私はそんなここあを発見して
「え??お前いつからそこにいたの??私は一体何日お前のことを忘れてごはんもあげずにトイレにも散歩にも連れて出ずにいたの???全く覚えてないよ…」
という夢です。
その小屋につないでいたことはもちろん無くて、そこにいるはずのないここあがいて、死にそうになっていたのです。本当に悪夢でした。まだ息があって、でも瀕死の様子で、でも優しくも悲しそうな、助けを求めるような眼を私に向けていました。
夢でよかったあ…。ただそう思いました。そして悲しくてたまりませんでした。
もう死んで6年か7年かな…それくらい経つのに、今更こんな夢をみてしまう理由がわかりません。もっとこうしてやればよかったとか、そんなことを言えばキリがなくて、でもその考えが罪悪感というか、そんな感情を生んで、こんな夢をみさせているのかなとは思います。それしかないですよね。
結論はありません、今更ここあに、そして昨年死んだだいふくにも、してやれることなんてありませんからね。
次にまた同じ後悔をしないように、今家で生きるペットたちに気持ちを込めて一緒に過ごしてやらなくちゃな。ただそう思うだけです。それしかないですものね。
重い話をしてしまいました。
改めて昔の写真からここあと過ごした写真を見ました。楽しそうにしてる。よかった、そうだな、楽しかったな。と改めて思いました。
もやもやは晴れませんが自己完結しておきます。
ありがとうございました。