Father and son
妻のいない生活が、間もなく丸1か月となる。
なんら、生活に支障はない。掃除も洗濯も食事も子供の弁当も、以前から自分がやってきていることだ。そういう意味での生活への支障は一切ないのだ。
妻を亡くしたわけではないが、男やもめに蛆がわくなどとは、誰にも言わせないのだ。
それどころか、新しい趣味をみつけて、のびのびと暮らしている。
それよりも息子が悩ましい。
我が家はどちらかというと、父が母的、母が父的な存在で、母、つまり妻の意見は絶対的なものなのだ。私もだが、息子も絶対に逆らえない。逆らっても、「てかさー」から始まる怒涛の口撃になすすべもないのだ。
そんな父的な存在の母がいなくなった息子にとって、この家は天国だろうと思う。ガミガミ言われて片づけるようにしていた、朝使用したドライヤーとヘアアイロンは最近また出しっぱなしにするようになり、挙句のはてに、近々参加するコンクールに向けて昨日から高校を自主欠席している。
一日だけなら、これまでにもそういうことはあって、黙って協力していたが、今回は3日続けて休もうとしているのだ。
これには流石に頭にきた。こんなに自分勝手な人間が社会に通用するか、そんなことしてコンクールで入賞してもそんなのは卑怯な奴のすることで、本当の結果ではないと。
息子の頑固も嫌になるのだが、自分で学校に連絡すると言い出した…。
自分でちゃんと先生に伝えて、その上で先生から連絡が来るようなら対応するということで、決着した。進学も含め、どんな結果になったとしてもそれは自分が積み重ねてきたことの結果であると、理解できなければいけない。
やれやれ。
散髪に行ったら変な髪形にされたと、発狂した直後、ぬか漬け食べて「うめぇ」と感激する息子。
話は逸れるが…
もう2か月近くなるだろうか、ぬか漬けを始めた。私の父親がぬか漬けがしたいから、ぬかを買ってこいと私に提案されたのをきっかけに、結局ぬかはyahooショッピングで、「漬物屋さんのぬか」という下準備が整っていて、野菜をつけさえすれば、おいしいぬか漬けができるというものを購入したのだが、その時、我が家の分も購入し、それ以来、まじめにぬか漬けを続けている。冷蔵庫保管であれば、夏場で2~3日混ぜなくても全く問題なし。キュウリやなすやら、美味しいぬか漬けが出来上がる。
これからも大切に使い続けたい。
全く関係ない話で締めくくってしまうことになってしまった。