The son's future(子どもの将来について思うこと)
大学入試共通テストが近づいてきた。
愚息の話をさせていただきます。
愚息は現在高3で受験生である。もともとは国立の芸術系大学に進学を希望していた。それは中学の頃からの夢で、これを叶えるべく高校時代には部活に所属せずに個人レッスンを中心に技術と知識の習得に励んできたのだ。(実際にはかなりさぼっていたが)しかし、高1、高2、そして高3最後のコンクールでも結果を残せず、レッスンによるピアノや聴音などの技術の向上も目標には届かず、自身の才能の限界を感じた息子はついに、つい2か月ほど前の令和2年11月(高3です)に自身の進路変更を相談してきた。
はい??今頃になって、どうしたいの?
地元の国立大学教育学部音楽専攻に進みたい。。。と。
………。
当初の希望校はもともと無謀な挑戦で、2浪しても無理だろうと思っていたので、そこを断念することを決意したことは良い。それについては親も100%に近い確信を持って無理だと思っていた。だからこそ、万が一諦めざるを得なかったときに潰しが利くように学業にも専念しなさいと、言い続けていたのだ。何度も何度もケンカのようになって、事あるごとにそれを繰り返し言い続けていたにも関わらず、息子の気持ちが勉強に向くことはほぼ無かったといえる。
なので、これもまた同じように無謀な挑戦なのだ。
妻の意見が重要だ。
妻は現在その国立大学がある都市のお隣の市に住んでおり、もし大学に受かったら現在の部屋で同居しながら、もしくはもう少し広い部屋に引っ越して同居生活ができると、割と楽観的にむしろ楽しみに思っているようで、喜んでそうしろと言った。
割とではなく、相当楽観的だが妻がそう言うのなら、それについては異論はない。
という訳で、突然息子は大学入試共通試験をフルに受験することになってしまった。
ちなみに以前の目標大学は、2次の音楽試験を重視し1次は国語、英語のみが受験科目となっていた。
何が言いたいかというと、つまり息子は英語と国語のことしか頭になく、社会、数学、理科に関しては全くのノーマークであったということなのだ。(数学に至っては3年になって履修していない…)
それまでの模擬試験の結果はというと、900点満点中200点そこそこ・・・・・。
なに????
それは真面目に言ってんのか?????
そんなやつが受験できる国立大学がどこにあるんだ???
先生にもその進路を希望するなら模試の点数を400点上げろと言われたらしい。
そりゃそうだ。
それから2か月…。
本人曰く「11月から勉強を始めてから、模試の点数は200点伸びて400点は取れている。自分には伸びしろしかありません」だそうだ。
まあ、これまで全く勉強していなかったのだから、確かにそうだ。しかし、私は言う「伸びしろの到達点がどこにあるかわからんで。もしも400点が限界ラインならこれからいくら勉強してもお前の点はこれまでのようには伸びていかないよ」と。
私が何を言いたいのかというと、勉強を始めて2か月で200点伸びたから残り1か月で目標点数(500点くらい)に届くと、本人は呑気に考えているようなので、これから先はそうそう簡単には伸びていかないよと、戒めているのだ。
本日と明日の2日間、入試前、最後の模擬試験が行われる。
ここでどれだけ点数が取れるか、息子の正念場だ。………にも関わらず、昨夜の息子は学校から帰るなり、晩御飯も食べずに朝までぐっすりと眠っていたようだ。如何に前日の夜までテスト対策で遅くまで勉強していたとは言え、今日のテストの対策もせずによくもまあ、眠れたものだ。
はぁ。ため息しか出ない。
よろしければ、クリックお願いします。