6月のある日
今年度末をもって現在の職場を退職することを決意した。
今年度退職の意向を全職員に確認するタイミングで上司に正式に伝えた。
最期の一年となるが、それも既に2か月が経過しており、月毎のすべき業務を整理して、立つ鳥跡を濁さず去ろうとは思いつつ、なかなか整理できないまま、時間が流れていく。
今年度、自分の立場において、しておくべきことがいくつかある。それは必ずやり遂げて去ろうと思っている。そうしないと、残った職員に大きな迷惑をかけることになる。
そんな6月の日常。
ある日の夕暮れ、特別にきれいな夕陽とは思いませんでしたが、水を張った静かな田んぼに移った夕焼けと合わせて、綺麗だったので撮影しました。今年はあまり梅雨ぽくない日が続いている。
さて、久しぶりに妻が地元に戻りました。
と言っても年に1回の人間ドックだったためだが、一緒にこの際の用事を済ませて周ることになりました。
まずは人間ドック。今年もまずまずの結果だったらしい。それについてはOK。
続いて、地元の果物屋さんを訪れる。
モリタニというお店で、フルーツを使った絶品のスイーツが凄い。
都会にはこのようなお店は珍しくないかもしれないけど、わが町、わが県には他になさそうなのです。(メロンや桃を丸ごとや半身で使用するスイーツを販売するお店はありますが、食べさせてくれるお店は無いような気がします…多分)
メロンに目がない妻はこれ!
お腹を満足させて次に向かったのは、津和野町の太鼓谷稲荷神社
商売繁盛を祈願にお正月という訳にはいきませんが、毎年、春のうちに訪れることにしています。今年も無事にお参りすることができました。しかし、我々が訪れていた時間帯に限って、局地的な雷、大雨に遭うこととなり、写真どころではなく、何とかお参りだけ済ませて帰路に向かうことになりました。
そして、帰りに立ち寄ったのが、このお店。
「花が瀬のうどん」と呼ばれ、昭和の時代から大型トラックのうんちゃんや地元の民に愛され続ける自販機のお店。我々夫婦も小さい頃から両親と出掛けた際に何度か立ち寄って、天ぷらうどんを食べさせてもらっていた。その当時と全く同じメニュー、お椀も乗っている具材も、懐かしくてたまらない。そんなお店に妻がどうしても寄りたいというので、寄ってみました。
本当に懐かしくて、おいしかった。
お世辞にも綺麗な環境とは言い難く、こんな環境下で50年くらい前から使われている自販機から出てくるうどんやラーメン。食べれない人もいるかもしれませんが、50年くらい?正確にはわかりませんが、毎日毎日お店の人がセットしてくれているのです。昔は中の人がいるなんて考えたこともなかったけど、毎日セットしてくれるおじさんの顔も今やネットやテレビでも紹介されるくらいですから、親近感を持って安心して食べることができます。
次いつ来ることになるかわからないけど、いつまでも頑張ってほしいお店。
そしてさらに、妻の祖母の墓参りをして、妻の実家に立ち寄って、全て終了。
今や年に1回帰るか、帰らないかというくらいに地元に帰らない妻と久しぶりにドライブやら何やら楽しく過ごすことができました。
楽しかった。
来年仕事を辞めたら、1年くらいは仕事を探しながら、妻と一緒にいろんなところに行ったり、食べたり楽しく過ごせたらいいなあと、改めて感じた一日でした。