PEIZO SNAPS

ブログでもやろうかと意気込むが三日坊主が癖の男ブログ

大糞山SNAPS

私の「心の山」スナップ。

今の時期、本当はそば刈りが終わる頃だけど、今年は遅れている様子。

10月11日に訪れてみるとまだ蕎麦の花が一面に咲いていた。

大正時代から昭和初期までは地区の多くの人がこの山に畑を持ち、様々な作物を作付けして、秋には蕎麦を栽培していたらしい。その当時は一山丸ごと一面に蕎麦の白い花が咲いていたと、昔の人は語る。

今は山のほとんどが荒廃して木々に覆われてしまったが、一部が畑として残っているのだ。

この山には正式名があるが、地区の中では別名「大糞山(おおぐそやま)」とも呼ばれる。何という汚い名前だろうかと思うけど、それにまつわる昔話があるのだが、それはまた別の機会に。

季節によっては雲海が広がり、朝、昼、夜、季節によって様々な景色をみせてくれるこの山は私の心の山だ。

f:id:pandago:20201015105119j:plain

RICOH GR

f:id:pandago:20201015105215j:plain

α7Ⅱ+takumar55/f1.8

f:id:pandago:20201015105334j:plain

α7Ⅱ+takumar55/f1.8

f:id:pandago:20201015105424j:plain

α7Ⅱ+takumar55/f1.8

f:id:pandago:20201015105502j:plain

この山で採れる蕎麦の実を粉にして、それで作られたそばを「嶽そば(だけそば)」と呼び、昭和天皇に献上したところ「美味である」とのお墨付きをいただいたと県の記録文書に記載がある。この逸話も都市伝説レベルで信ぴょう性が怪しまれたが、県の記録があったのだから事実だろう。

そして、この蕎麦を使って蕎麦を提供してくれるお蕎麦屋さんもあるのだ。これは本当にありがたいことで、我が地域の数少ない「地域の魅力」になっている。

地域の高齢者と一緒に守るべきものと思っている。