師走・餅・食べたかった…
師走、毎年恒例の地域行事「餅つき交流会」が今年は中止になりました。原因はもちろん、新型コロナウイルスの感染拡大防止です。
この行事について、実は昭和の時代から続く、もはや伝統行事ともいえる季節の風物詩でありましたが、中止したのは初めてのことです。地域の一人暮らし高齢者を年末に公民館に招いて、地元の子どもと役員とで一緒に臼と杵で餅をついて食すという会です。
まだ地元に小中学校があった頃には、学校サイドもこの日に向けて子供たちに出し物を準備させてくれて、学習発表会の第2弾のようなことをしてくれていました。
学校は廃校になり、子どもの人数も減ってもはやこの会に参加する子どもは10人程度という状況です。
それでも、地元公民館の子どもクラブで和太鼓の練習をして、それを披露してくれたり、子ども神楽をしている地域の子どもはそれを披露してくれたりしています。
つき上げたお餅と、地元の女性陣が作ってくれた豚汁、炊き込みご飯でみんなで昼食を楽しみます。ときには高校吹奏楽部や合唱部に来ていただいて、演奏、歌声を披露していただくなど、皆で楽しみにしていた会です。
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今年は残念ながら中止としてしまいましたが、代わりに役員さんで餅をついて一人暮らしの高齢者の皆さんに配布することにしました。
一人暮らし高齢者は地域に80名、あんこ餅と平餅、それにカイロと子どもたちが書いてくれた手紙を添えて、集落の役員さんに配ってもらいました。
年々、人口減少と少子高齢化が進みます。今年は中止しても来年は再開しなければ、何もかも無くなっていくばかり。お祭りなどもそうですが、続けれるかぎりはがんばっていかなければ…と思っています。
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