Cross process(クロスプロセス現像)について
一時期、フィルムカメラやLOMOにはまっていたとき、クロスプロセス現像もよくやっていました。まだネガフィルムもポジフィルムも種類がたくさんあって、決して安いものではありませんが、それでも手が出ないほどの値段でもなく、写真を楽しむことができました。
自分はどちらかというとせっかちなので、撮影したフィルムを現像に出すことについて、それも地元の写真屋さんではクロスプロセス現像なんて、とてもじゃありませんが対応してくれませんので、県外の名の知れた写真屋さん(以前にも紹介しましたが、FRAME*さんにお願いしていました)に現像に送るのですが、待ちきれないんです。
早く早く!!と気が急きます。
自分がフィルム写真から離れてしまったのは、結局のところ、このプリントを申し込んで、送付して、待って待って待ってようやく帰ってくるという時間と手間のかかる工程が耐え切れなくなったのかもしれません。(根本的にダメですねフィルム写真を楽しむ素質がない)
【クロスプロセスとは?】
一般的にフィルムといえば35mmのネガフィルムの事を指しますが、クロスプロセスで使用するフィルムは「 ポジフィルム 」です。このポジフィルム(別称スライドフィルム、リバーサルフィルム)は通常「 E-6 」とよばれるポジフィルム用現像液で処理されます。ですが、クロスプロセスの際は「 C-41 」と言うカラーネガ用現像液で処理されるのです。ポジフィルムを通常のネガ現像、つまり“クロス”させることによって、より被写体の表情をきわだたせ、ハイコントラストな仕上がりになります。
当時の秋に撮影した写真です。コントラストとカラーの鬼です。好まれる方もあれば、どぎつくて嫌いという方もあると思いますが、ご覧ください。