PEIZO SNAPS

ブログでもやろうかと意気込むが三日坊主が癖の男ブログ

Peaceful days(平穏な日々)

一人暮らしの妻は当たり前のことだが、日々様々な葛藤の中で一人で戦っている。我々家族と暮らしていたときは、家の用事や自分のことでさえ私が協力、支援してきた。コーヒーを1杯立てることさえ私がしていた。しかし今は違う。食事、掃除、洗濯、ゴミ出し、愛猫たちのお世話。そのすべてを自分でこなしながら、同時に自宅で仕事もしている。

 

漫画を描くことを生業にしているが、漫画を描く作業もなかなか大変なことで、以前にも書いたと思うが、7~8年ほど前までは紙に下書きし、ペン入れをし、トーンを貼り、トレーシングペーパーにセリフを記入したものを原稿に張り付けて出版社に送付する。お話は全て自分で考え、シナリオを作り、ネームと呼ばれる簡単なコマの流れを作成し、出版社のOKが出たら作業開始。そうした作業をしてきたが、現在はすべてデジタルの時代になった。下書きも、ペン入れも、トーンの貼り付けもパソコンで全て行い、アシスタントも作業場に来ることなく、クラウドを使ってデータのやり取りで遠く彼方の地で作業を手伝ってもらう。そんな時代だ。

なので、彼女の仕事はパソコンとネット環境さえあれば、今やどこでもできるのだ。しかし、その分、一人きりの時間が長く、誰とも会わない。締め切りが近かったり、仕事が立て込むと、特に寝る時間を削り、風呂に入る時間を削り、ご飯を食べる時間を削りだす。そうしないと間に合わないのだ。この仕事を始めてから、まだ妻は一度も締め切りを守れず落としたなどということをしたことがない。そして、絵のクオリティを絶対に落とさない。これは彼女の絶対のポリシーだ。

私はそんな妻を、そういう部分に関しては非常に尊敬している。自宅だからこそ誘惑も多い。ついさぼる。あそんじゃう。寝ちゃう。なんてことになりそうだが、絶対にそうはしないのだ。

しかし、精神衛生上常に健康でいられるかというと、なかなかそうはいかない。昨晩のように(前記事)、ちょっとしたことで、落ち込み、苛立ちをこちらにぶつけてくることがある。今にはじまったことではなく、これをされると非常にめんどくさいのだが、丁寧に対処するのが早く落ち着かせるために必要なことだ。

昨晩、片道2時間車を飛ばして妻の家に到着したのは深夜1時頃だった。妻は仕事をしていた。既に怒りは収まっていたようだが、私の顔を見たらまた怒りがこみあげてきたらしく、しばらく妻の文句を聞いていた。約2時間ほどだったろうか、話し切ってしまえば落ち着くのだ。

結局のところ、私が最近じっくり彼女の話を聞いてあげる時間を取っていなかったので、聞いてほしかったのだろう。仕方のないことだ。

今日は一日二人で昼食を取りにでかけたり、買い物をしたり、晩御飯を一緒に食べてから私は帰宅した。すっかり落ち着いて、「ちゃんと話を聞いてくれんとまた切れるよ」などと言われながら、妻の家を後にした。

さて、日中暇な時間があったので、我、関せずの姿勢をつらぬいていた妻の猫たちの写真を撮った。今日はいつものカメラに100mmマクロレンズを装着してスナイパーのごとく、遠くからねらって、猫たちの日常を収めることができた。ころちゃんの発情問題が落ち着いて、いつもの優しくてかわいらしいころちゃんの様子が見れてよかった。

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眼光鋭すぎるまこちゃん。

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いろんなお気に入りの場所でぐったりとして過ごすころちゃん

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書類の隙間を見つけてごろんするまこちゃん。基本妻が見えるところで過ごす。

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発情が治まればいつものころちゃんだった。ちょこちょこと静かに移動して、コロンとして過ごす。

 

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