PEIZO SNAPS

ブログでもやろうかと意気込むが三日坊主が癖の男ブログ

Communityの限界

私ははっきり言って、田舎で暮らしている。

ここに生まれ育ち、高校は校区内であるにもかかわらず、通学が困難なので、寮生活を送り、そして県外の大学へ進学した。

残念ながら、大学も結構な田舎町で学生アパートで一人暮らし、まあ、だらだらとした4年間を過ごし、地元に戻って就職した。

まだバブルの名残りが残る平成初期に就職し、3年後に結婚、来る10月10日に結婚25年を迎える。

しまった!結婚25年といえば、銀婚式ではないか。結婚10年も、20年も何もしてくれなかったと、後からネチネチと言われ続けたので、ここは何とかしなければならない。今現在何かしてくれとは言われていないが、何もしなかったら確実に不機嫌になるやつだ。

はぁ。お金かかるけど、かけるところにはかけないと、平和維持のためには必要な投資なのだ。

よく考えよう、そして検索しよう。「銀婚式」「プレゼント」「夫から妻」

話題がそれた。

 こうして暮らし続けている地域も人口減と少子高齢化が著しい。当たり前のことだが、地元には神社や寺がある。当然門徒であったり、氏子であったりしてそこを守り続ける責任があると思っている。しかし長い歴史の中で人口は減り、高齢化し、年に一度のお祭りでさえままならない状況で、いつかそう遠くない将来には止めてしまうことになるだろうことを感じている。でも今はまだみんな頑張っている。だから高齢者にまじってお手伝いに精を出す。

いつまで続けられるかわからないけど、続けられるかぎりは大事にしたいなあという思いはある。

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境内と拝殿に続く階段はもう使われてはなく、草と土に覆われている。今年は階段を掘り出すんだと、一人のおじいさんが、朝から階段の土、草と格闘を続けていた。

 

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 本殿と拝殿の建物だが、電球が2個あるだけで、もう建っていることがやっとという状態。この日は通電しておらず、電力会社に問うべきか、皆で悩んでいた。なぜ悩んでいたかというと、だれも電気代を払っていないから。総代も、地元自治会も払っていないという。もしかしたら無断で電気を使っている可能性があるのではと、言うのだ。そんなことある!?きっとどこかの電気代に含まれてはいるのだと思うが。40から50年以上前からそんなゆるい感じで管理されてきているのだ。

 

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拝殿の前と、鳥居に取り付ける縄を編んでいる地元の方。この技も継承しなければ、途切れてしまう。

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 女性も掃き掃除、拭き掃除でお手伝いしてもらっている。地元老人クラブが頼りだ。

 

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 地元の城跡の石碑だ。

数十年前に建立されたが、その後土地所有者と揉めて誰も上がれなくなり、完全に森に還ってしまっていたが、数年前に所有者が亡くなって再び上がれるようになった。木を刈り、草を刈り、道を整備している。

そして今年の秋祭りも終わり、何とかまた一年を繰り返すことができた。